「100%のコンディションで試合に臨めるラグビー選手などいません」故マンデラ大統領に当時の南ア代表スプリングボクスのキャプテンが返答した言葉
インビクタスという映画のワンシーン。マンデラ大統領と、当時のボクスキャプテン、ピエナールの会話。
ノンフィクション映画とはいえ、このセリフが脚色によるものの可能性もある。真偽は知らない。
でも、とても私の心に響いた。
「100%のコンディションで試合に臨める選手などいない」
人生と一緒だ。人間は常に何か抱えて背負って、常にどこか痛んでいて、でも障壁があればぶつかったり登ったり回り道をしたり頑張るしかない。
もちろん障壁の前で立ち止まり続けることもできる。
立ち止まって、怯みつづけて、人生を時間潰しすることもできる。
ラグビーは人生と似てる。
当たってぶつかって、ぶつかって潰されて、痛くて、でもまた立ちあがって進んで、泥々になって、またこけて、でもまた立ちあがる。
あっちもこっちも痛い、周りから見れば不細工な泥々かもしれない。
タックルされ、潰されてへとへと。でも潰されたままグラウンドでずっと寝てしまうのは、少なくとも私の選択肢にはない。
ラグビーでもルール外だ。
色々痛くて重い、それがいまの私のコンディション。
100%ではもちろんない。
最高のコンディションには程遠い。
でも私はいつもどんな状態でも挑戦してきた。泥々ラグビー選手のように私も進む